休眠会社の活用

「休眠会社を購入するメリットは何か?」というような質問や疑問を良く耳にします。
最近は、資本金のたてかえも含めて、設立代行サービスを安く提供している業者も数多くございますので、新規の会社と比較をされるようなことが多いようです。
全くの正攻法で起業をする場合、事業主体としての会社についてはあくまでも新規設立が基本ですし、まず第一に考えるべきですが、ビジネスの世界にはその多様さと複雑さ故に様々な問題が存在すし、その問題解決の為の一有力アイテムとして休眠会社が活用されていることも事実です。

休眠会社は休眠会社なりの根強い需要があることがこの事実を裏付けています。
何かと手続きに制約の多い新規会社に比べて、休眠会社は手軽でかつ融通の利く自由な存在です。
悪用されることも多いため、その面だけが極端に誇張され、(プロとしては吹き出してしまうような事も含めて)アングラなイメージをお持ちの方も数多くいらっしゃるようですが、裏を返せばこのことは休眠会社がとても便利な存在である事を示しているとも言えます。
  

「会社」に対する考え方

「そもそも会社とは何なのか?」 休眠会社という存在を考える際に、まずこの一見バカバカしい問題に突き当たります。

「会社」で働くという行動が日常生活の大部分を占めるサラリーマンの方々にとって、「会社」は人生の主要な構成要素であり、いわば自分の家や身体の一部分のようなものと言えましょう。

こういった考え方は代々家業を営んでいる老舗の自営業者の方々や地域との結びつきの強い事業者の方々など、一定の条件の環境のもとで「会社=家」というような構図を余儀なくされているような方々にも共通しております。
この、会社を人や家と同等に見立てる考え方があまりにも一般的なためか、会社や事業そのものを売買や取引の対象にするという行為に対して違和感を覚えたり、会社や法人そのものを偏った見方で捉えているような方々があまりにも多いようです。

休眠会社の取引はこういった考え方とは対照的に、「会社」や「法人」というものを、事業を行う上でのアイテムとして使っていくことを前提として成り立っているものです。
このような考え方は上記のように会社や事業を、個々人の家や身体の一部として考えている方々にとって、なかなか理解しがたい一面もあるかも知れませんが、(「会社」を含む)法人というものが社会・法律の建前上、人と同格に扱われているとはいえ、究極的な目的は利益を出すことであり、この目的達成のための主要なアイテムに徹するべきであるという考え方に基づいているとご説明すれば多少はご理解いただけるかも知れません。

従って、一度設立された法人が半永久的に活動しなくてはならないという理由は何処にもありませんし、むしろそのことで最大限の事業目的と利益が追求できるのであれば、「一夏限定の会社」というようなものが存在しても決しておかしくはありません。

もちろん、代々続いているような経歴や暖簾がしっかりした会社や事業を、いわば「養子に入る」のような形で引継いでいくようなケースも数多くございますが、全体の数として(特に一定規模以下の会社の場合)こういった取引は少数で、休眠会社を効果的に活用している方々の大半は会社をビジネスの道具として個々の事業スタイルに適するようにアレンジしているのが現状です。

一例を挙げますと、一定規模以上の事業を営まれている方々の中には、「本体」としての会社の他に、子会社・関連会社のような形で第2、第3、それ以上の会社を所有・運営しているケースが数多く見受けられます。

事業の効率化や経費・税金等の節約のために、業種・職種・目的別に会社を分社化することが主な目的で、本格的な子会社から期間を限定した一時活用の会社まで幅広いビジネスシーンで休眠会社が活用されております。
 
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「見えない資産」を有効に活用する

休業中の会社の中には、文字通り「箱」だけの状態の何もない会社が数多く存在します。
サラリーマンの方々はもとより長年事業に営まれている方々の中にも「こんなモノ何に使うのだろう?」といった素朴な疑問をお持ちの方も数多くいらっしゃるようです。

しかし、このような「何もない」会社の需要が常時あるのは事実で、当社のように長年にわたって仲介を業としている会社が都内には数社ございます。
「何もない」会社といいますとすぐに思い浮かべるのが紙と印鑑だけのペーパーカンパニーと呼ばれる空虚なイメージですが、実体を伴う資産はゼロでも個々の会社には各々の活動経歴によって生じた「見えない資産」があり、それを見いだせる方々にとっては一見無価値の会社もとても価値ある存在になるのです。

例えば設立の古い会社はただ古いというだけで新しい会社には出来ない活用の仕方が可能です。
リストラなどに伴う独立開業で経歴が不十分で不安のある方にとって、長年同業を営んでいた休眠会社は経歴を引き継げる分とても心強い存在ですし、取引先で経歴が重視されるような業界でははじめの一歩をリードする意味でも大きなアドバンテージになります。

また、資本金制度が撤廃され「1万円」「5万円」といった低資本金の会社が次々と生まれてくる中で旧制度下の「資本金300万円」「資本金1000万円」の会社は信用という面で大きな意味合いを強めつつあります。
資本金1万円の会社で営業をかけても信用面で不安に思われるでしょうし、業種によっては門前払いにあったり恥ずかしい思いをすることでしょう。(加えて業種によっては一定額以上の資本金が業者登録に必要となるケースもございます。)
とはいえ、300万円や1000万円といった現金や資産を集めることは多くの方々にとって困難を伴いますし、事業資金の借り入れや現物出資には非常に煩わしい手続きが必要で、設立手続きそのものが大きなハードルとなります。 その点、出来合いの休眠会社は社名や事業目的、本店所在地といった謄本上の事項の変更手続きだけで立ち上げ可能なのでとても簡単です。

銀行や信用金庫などにお金を積む必要もございませんし、ましてはマネーローンダリング防止のための所在の確認と称して行員や職員の人に事務所や自宅を訪問されるような煩わしさもありません。(特にワンルームでSOHOでやっている人などにとって見知らぬ人にキッチンや寝床まで見られるのは気持ちのいいことではないでしょう・・・)

自宅と申し上げましたが、出来合いの会社を書き換え手続きするだけなので、本店の所在地や事業目的といった設定も自由に出来ます。
公証役場に定款の認証をお願いしに行って、怖い顔した職員や公証人の方々に事業目的がおかしいとか定款の作り方がおかしいとか注意を受けたり何度も作り直しを指示されることもありません。
他人に気兼ねなく好きなときに自分の会社が持てる、これもある意味(余計な初期出費や精神的負担を減らせるという意味で)「見えない資産」といえましょう。

最近は経済のグローバル化が叫ばれる中で、日本で勉強しあるいは(企業で)勤め独立開業へ至る外国人の方も増えておりますが、当社の休眠会社を活用されビジネスを軌道に乗せている方も多数いらっしゃいます。
アメリカや香港などでは当社のような仕事は法律事務所や会計事務所などを中心により活発に行われているそうですが、「会社」あるいは「法人」という制度を客観的にとらえ(上記のような「見えない資産」を含め会社そのものを)実用本位で活用するという意味ではアメリカや香港などの方々の方が進んだ考え方をされているようです。

日本のように外国人にとって少し敷居の高い世界では、法人の設立一つとってもいろいろと煩わしい作業を伴いますが、私どもの提供するサービスはとても手軽で便利とのことで大変好評です。

外国の方々にとって、対等な立場で日本のビジネスマンの一員として自由に活動する上で、「外国人」という意識を嫌が上でも持たされるような場面はとても大きなストレスになりがちのことと思われますが、当社では理不尽を少しでも軽減し本来のビジネスに専念していただけるようにお手伝いさせていただいております。
以前からジェトロ(貿易振興会)などでもご紹介いただいておりますが、当社では優良な会社のご紹介を通じてこれからも日本と外国の掛け渡しに微力ながらお力添えできればと願っております。

 
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