fujishima のすべての投稿

岩谷産業 マレーシアの冷媒事業会社2社を買収 東南アで事業拡大

岩谷産業は11月30日、100%子会社でマレーシアの現地法人、マレーシア岩谷(所在地:クアラルンプール)がマレーシアの冷媒事業会社、Westech Chemicals社およびISO Kimia社(両社所在地:セランゴール州、以下、2社合わせてW&I社)を買収したと発表した。
マレーシア岩谷はW&I社の買収によりフロンの輸入枠を確保するとともに、地球温暖化係数(GWP)値が高い冷媒から低い冷媒への切り替えや、マレーシア国内で初となる、使用済みフロンの回収・再生事業を推進し、地球環境にも配慮しつつ事業拡大していく。

中国がEV電池材料「黒鉛」を輸出規制 日本9割を輸入依存

中国政府は12月1日、黒鉛(グラファイト)の輸出規制を発動した。黒鉛は電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池の材料で、日本は輸入量の約9割を中国に依存している。今後、黒鉛の調達が滞る恐れもある。
これを受け、輸入する日本のメーカーは対応に追われている。当面は在庫で対応できるが、中国からの調達が止まれば早急に仕入先の変更・確保を迫られる。

三越伊勢丹HD 中国・天津市の伊勢丹2店舗を24年4月末で閉店

三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、中国・天津市で運営する「天津伊勢丹」と「天津浜海新区伊勢丹」の2店舗を2024年4月末で閉店することを明らかにした。店舗ビルとの賃貸借契約の満了を機に、今後の収益性や販売環境などを総合的に考慮した結果、営業終了を決めた。
天津伊勢丹は三越伊勢丹HDの中国1号店だったが、約30年の歴史に幕を下ろすことになった。天使市にある3店のうち2店を閉店するが、2021年に開業した商業施設「仁恒伊勢丹」は残す。

エーザイ タイ保健省と認知症治療のアクセス改善で協働

エーザイ(本社:東京都文京区)は11月30日、タイ販売子会社Eisai(Thailand)Marketing Co.,Ltd.(以下、エーザイ・タイランド)が、タイ保健省医療サービス局との間で同国におけるアルツハイマー病(AD)をはじめとする認知症の治療に対するアクセス改善に向け協働することで合意したと発表した。
今回の合意にあたり、両者は①ADを含む軽度認知障害(MCI)および認知症の疾患啓発②ADを含むMCIおよび認知症の診断インフラの整備とそのアクセスの改善③認知症当事者および介護者のための認知症コミュニティやエコシステムの構築を通したトータルケアの確保ーの3点を特定している。
タイでは高齢化の進行に伴い、認知症者は現在の70万人から2050年には200万人へと大幅に増加すると予測されている。

日本触媒 脱炭素へインドネシア子会社が再エネ由来電力購入

日本触媒(本社:大阪市中央区)は11月30日、インドネシア子会社PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(所在地:バンテン州チレゴン市、本社および工場、以下、NSI)がインドネシア国営電力との間で再生エネルギー由来の電力購入契約を締結したと発表した。これにより年間4万8,000トンのCO2削減が可能になり、全体としてCO2排出量を約24%削減する効果が期待されるとしている。
また、NSIは2023年10月から太陽光発電システムを導入し、年間9万6,500KWhの電力を太陽光発電に置き換えることを目指す。これにより、年間84トンのCO2削減が可能になるという。

東レ フッ素系「PFAS」使わず水をはじく衣料用新素材開発

東レは11月30日、環境への影響が指摘される有機フッ素化合物の「PFAS(ピーファス)」を使わずに、水をはじく機能を持つ衣料品向け新素材「デューエイト」を開発したと発表した。これは太い繊維に細い繊維を絡ませて紡いだ糸を使った、表面に微細な凹凸構造がある生地。ハスの葉やチョウの羽などの表面の構造を参考にしたもので、水滴が付着しても生地表面の凹凸の間に空気の層ができ、表面を水滴が転がり落ちる仕組みだ。
今回、原料にはポリエステルを使用したが、将来的にはナイロンでの使用もあり得るという。国内外向けを合わせ2025年度に20万㎡、2027年度に50万㎡を販売する計画。用途は男性、女性用上着、ズボンが主体。生地価格は中高級価格帯を想定。

COP28でUAE大統領が4.4兆円の基金設立を表明 新興国支援

アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領は12月1日、第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)の議長国として、グローバルサウス(新興・途上国)向けの気候変動対策を目的とした300億ドル(約4兆4,000億円)規模の基金を設立すると表明した。基金は「アルテラ」と名付け、2030年までに全世界で2,500億ドル規模の資金を呼び込むことを目指す。

23年流行語大賞は阪神・岡田彰布監督の「アレ(A.R.E.)」

今年最も話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」が12月1日発表された。年間大賞には38年ぶりの日本シリーズ制覇を果たしたプロ野球阪神の岡田彰布監督および数多くのファンの間で幅広く使われた、優勝を指す「アレ(A.R.E.)」が選ばれた。
トップ10には野球から「ペッパーミル・パフォーマンス」、IT業界を席巻した「生成AI」、「地球沸騰化」、「闇バイト」なども入った。

大谷翔平 3年連続最優秀DH 2度目のMVPと同時受賞

大谷翔平(29)選手が11月30日、米大リーグで今季最も活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」を3年連続で受賞した。ア・リーグ最優秀選手(MVP)との同時受賞は史上初だった2021年以来、2度目。3年連続のエドガー・マルティネス賞受賞はデービッド・オルティス(レッドソックス)以来、2人目。