兼松は12月11日、100%子会社、兼松米国会社を通じ、北米で生麺の製造・販売を手掛けるNippon Trends Food Service Inc.社(所在地:米国カリフォルニア州サンノゼ、以下、NTF社)へ出資し、北米でラーメン製造・販売事業に参画すると発表した。米国は2021年時点のラーメン店の市場規模は11億ドルで、2026年ごろまで年間約6.3%の規模で市場拡大が見込まれている。
兼松はNTF社とは長年原材料供給で取引関係があり、今後も設備、人材派遣、販路開拓などでサポートしていく。これにより、NTF社は5年後の売上規模5,000万ドル〜1億ドルを目標として掲げている。
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コマツとGM ダンプトラック向け水素燃料電池を共同開発
コマツ(本社:東京都港区)とゼネラル・モーターズ(GM、所在地:米国ミシガン州)は12月13日、コマツの大型ダンプトラック930E向け水素燃料電池モジュールを共同開発することで契約締結したと発表した。両社は2020年代中ごろに米国アリゾナ州にあるコマツのアリゾナ試験場でGMのハイドロテック水素燃料電池を搭載したプロトタイプの試験を計画している。このプロトタイプは2メガワット以上のハイドロテック水素燃料電池を搭載する予定。
国内初「エムポックス」感染 埼玉の30代男性が死亡
厚生労働省は12月13日、「エムポックス」(サル痘)に感染した埼玉県の30代男性が死亡したと発表した。エムポックスは発熱や発疹などの症状が現れるウイルス感染症。多くの場合、軽症で回復する。しかし、この男性はHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染し、免疫不全だった。国内でエムポックス患者の死亡が確認されたのは初めて。
12/14 円相場1ドル=140円台後半まで値上がり 7月以来
東京外国為替市場は12月14日、円高ドル安が進み、午後になって円相場は1ドル=140円台後半まで値上がりした。1ドル=140円台を付けるのは今年7月以来。これは同日未明に行われた、米国の経済減速とインフレの鈍化に言及したFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の発言を受けたもの。FRBが2024年に3回分の利下げを実施する予想で、日米の金利差の先行き縮小が意識され、円を買ってドルを売る動きが強まった。
COP28「化石燃料からの脱却」で合意 再生エネ3倍に
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われていた国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)が、予定されていた会期を1日延長して12月13日、閉幕した。焦点となっていた温暖化の主な原因の一つとされる化石燃料について、共同声明に盛り込むことは欧米先進国や産油国の事情や思惑が錯綜することから、合意が極めて難しいと判断された。事実、会期末時点で白紙に戻りそうな状況もあったという。
しかし、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標の達成に向け、2030年までに対策を加速し、「化石燃料から脱却する」の表現で合意、採択された。化石燃料を減らすことが、COPの合意文書の中に盛り込まれるのは初めて。また、2030年までに再生可能エネルギーを3倍にすることも明記された。
改正旅館業法12/13から施行 土下座・値引き要求客お断り
改正旅館業法が12月13日から施行された。これはホテルや旅館などのスタッフ・従業員を迷惑客から守り、他の宿泊客にとっても快適な環境をつくることを目的に6月に成立した法律。これにより、ホテルのスタッフに土下座を強要したり、部屋のアップグレードを執拗に求めたりすると宿泊できなくなる。ホテルや旅館はこうした迷惑客の宿泊を拒めることが定められている。
景況感3期連続改善 中小も4年半ぶりプラス圏 日銀短観
日銀の12月全国企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)は3ポイント改善してプラス12だった。改善は3期連続。中小企業製造業は6ポイント改善のプラス1と、4年半ぶりにプラス圏に浮上した。
COP次回開催地はアゼルバイジャンの首都バクー
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれている国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で12月11日、2024年のCOP29の開催地がアゼルバイジャンの首都バクーに決まった。COPは地域ごとに持ち回りで開催されている。2024年は旧ソ連を含む「東欧」グループの番だったが、当初は同国と紛争を抱えるアルメニアが反対していた。。
大谷翔平と10年契約, 背番号「17」ドジャースが正式発表
米大リーグのドジャースは12月11日(日本時間12日)、エンゼルスからフリーエージェントになっていた大谷翔平と10年契約を結んだと正式発表した。すでに7億ドル(約1,015億円)の大型契約で合意している。球団の交流サイト(SNS)によると、背番号はエンゼルス時代と同様、「17」。
外国人 就労1年で転職可能案→自民党案で3年に逆戻り
外国人非熟練労働者の受け入れ資格の技能実習に代わる新制度案が混迷しそうな情勢となってきた。問題山積の技能実習制度による”負の経験”が、全く改善に生かされないところまで論議が戻りつつある。
政府の有識者会議は10月に、原則1年超で転職可能の報告書をまとめた。ところが12月12日、自民党の特別委員会で示された案は一転、3年間は特定の企業などで就労すべきだとする現行制度の内容に戻ってしまったのだ。政府の有識者会議で積み重ねられた議論は何だったのか?政府と自民党の間で政策調整が不全に陥っているのか?目先の党利党略で決められていい問題ではないはずだ。