「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

奈良・橿原 高松塚古墳の古代の姿に復元された木棺公開

奈良県立橿原考古学研究所は12月8日、古代の姿に復元された明日香村の高松塚古墳(7世紀末〜8世紀初頭)の木棺を報道陣に公開した。木棺は長さ約2m、幅約60cm、高さ約50cm。スギ材で黒漆が塗られ、金銅製の飾り金具が付けられている。棺内部は朱で塗られ、金箔を貼った棺台に置かれている。この木棺は12月9日から2024年1月14日まで、同研究所付属博物館で公開される。入館料が必要。

JRA初の女性調教師が誕生 前川恭子さん合格 5回目の挑戦で実現

日本中央競馬会(JRA)は12月7日、2024年度の新規調教師免許試験の合格者9人を発表した。JRA史上初めて、女性として前川恭子さん(46)が合格した。前川さんは2003年から厩務員として働き始め、現在は栗東の坂口智康厩舎で調教助手を務めている。今回5回目の挑戦で合格を果たした。ほかに通算1,809勝の田中勝春騎手(52、美浦・フリー)、1,056勝の秋山真一郎騎手(44、栗東・フリー)などが合格した。
地方競馬ではこれまでに9人の女性調教師が誕生し、7人が現役で活躍しているが、、JRAでは女性の現役騎手が藤田菜七子、今村聖奈など6人いるが、調教師はいなかった。

阪神・オリックス優勝の経済波及効果1,600億円余 シンクタンク

関西の経済界や自治体などに政策提言しているシンクタンク、「アジア太平洋研究所」はこのほど、プロ野球、阪神とオリックスのリーグ優勝や阪神が日本一になったことによる経済効果が1,600億円余に上るとの試算をまとめた。これは①両球団のファンによる飲食代やグッズの購入代②デパートでの記念セールの売り上げ③優勝パレードの際の交通費や警備費ーなどを合わせたもの。これらの経済波及効果は関西にとどまらず、全国で1,607億円(うち大阪府427億円、兵庫県250億円)に上ると試算した。

大谷翔平 ドジャースと10年総額1,014億円で契約合意

エンゼルスからFAとなっていた大谷翔平選手が12月9日(日本時間10日)、ドジャースと10年総額7億ドル(約1,014億円)の超大型契約を結ぶことで合意した。メジャーリーグはじめ北米プロスポーツ史上最高額となる。自身のインスタグラムと、代理人のネズ・バレロ氏が発表した。
ドジャースにはこれまで、日本選手は野茂英雄、黒田博樹、前田健太の各選手ら9人が所属しており、大谷選手は10人目となる。

英大学 星の周りにガスの円盤発見 天の川銀河以外で初めて観測

英ダラム大学などの研究チームは、地球から約16万光年離れた銀河にある星の周りを囲むガスの円盤を発見した。この成果は英科学誌「ネイチャー」に掲載された。地球がある天の川銀河の外で星の周りを囲むガスの円盤を観測したのは初めて。ガスは回転しながら星に降り積もる。星がつくられる謎を解く手がかりになると期待される。
チリで運用されている電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」と欧州南天天文台(ESO)が、チリで運用する大型望遠鏡VLTを組み合わせて観測した。

「りゅうぐう」の試料中に窒素を含む鉱物を発見 京都大

京都大学などの研究チームは探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」から持ち帰った砂の試料中に、窒素を含む鉱物を見つけた。この成果は英科学誌「ネイチャーアストロノミー」に掲載された。窒素は生命を構成するアミノ酸やタンパク質の材料になる。今回の発見は、地球にもはるか彼方の天体から窒素が届いた可能性を示すものだ。

旧ジャニーズ 新会社名は「STARTO ENTERTAINMENT」

旧ジャニーズ事務所の「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に所属していたタレントのマネジメントや育成業務を担う新会社の社名が「STARTO ENTERTAINMENT(スタート エンターテインメント)」であることが12月8日、明らかになった。ファンクラブの会員向けサイトで公表した。同社は10月17日から新会社の社名を公募し、約14万件集まったという。
新会社の代表取締役最高経営責任者(CEO)に、コンサルティング会社、スピーディの福田淳氏が就任した。福田氏はソニー・ピクチャーズエンターテインメント出身で、2017年にスピーディを立ち上げた。新会社はタレントやグループが会社と個別に契約を結ぶ「エージェント会社」とする。

UAゼンセン「賃上げ6%」要求 執行部案決定 前年より明確に

流通や外食などの労働組合が加盟するUAゼンセンは12月7日、2024年の春季労使交渉での賃上げ目標を「6%基準」とする執行部案を発表した。2023年に要求した「6%程度」よりも、目標を明確にして賃金改善を強く求める。2024年1月の中央委員会で正式決定し、加盟労組の交渉の基準となる。2012年のUAゼンセン発足後で最高水準で連合が掲げる「5%以上」を上回る。

金属労協 24年春季 過去最高のベア1万円以上要求方針決定

自動車や電機などの労働組合が加盟する金属労協は12月6日、2024年春季労使交渉で基本給を底上げするベースアップで月1万円以上要求する方針を決めた。増額は2年連続で、要求額は過去最高水準だ。金属労協は自動車労連、電機連合、基幹労連、ものづくり産業労働組合JAM、全電線の5つの産別労組で構成し、組合員約200万人が加盟する労働団体。